教育正常化推進ネットワーク
私達は、政治思想的には保守のスタンスに立脚し、平成19年(2007年)に設立、教育問題やさまざまな時事問題に対して、保守的な立場から取り組んでいます。
【東京都総務局・審査請求】法務課による「開示等に係る意見書」の漏洩について
2020/08/17 Mon. 23:06 [edit]
教育正常化推進ネットワーク(所在:東京都新宿区、代表:守口 竜)では、東京都総務局人権部企画課が一部開示決定とした、部落解放同盟東京都連合会と東京人権と生活運動連合会が作成・提出した「開示等に係る意見書」について開示を求めた審査請求を起こしていました。令和元年11月15日に同和問題に関する部落解放同盟東京都連合会との連絡協議会議事録(平成31年4月24日)に対する当該団体からの意見書と、同和問題に関する東京人権と生活運動連合会との連絡協議会議事録(平成31年4月11日)に対する当該団体からの意見書を情報公開請求。
令和元年12月20日。東京都は本会からの情報公開請求に対して、一部開示決定処分としました。しかし、一部開示とは名ばかり、実際には本文が黒塗りで非開示決定に等しいものでした。その後、会で役員会議を開き、最後まで開示を求めるために審査請求を起こすことを決定。
令和2年3月16日。処分庁(東京都総務局人権部企画課)に、審査請求書を提出。当日、収受され、審査庁(東京都総務局総務部法務課)へ。
その後、新型コロナウイルスによる緊急事態宣言が発令。発令解除後も、小池都知事による東京アラートが発令。
令和2年8月6日、東京都情報公開審査会に諮問。
令和2年8月7日、審査庁(東京都総務局総務部法務課)より郵便物が届きました。開封すると、審査会諮問通知書、処分庁(東京都総務局人権部企画課)からの弁明書、弁明書に対する参考資料、本会による開示請求書の写しの控えなどが同封。最後に3枚、謎の文章が同封されていました。
驚くことに謎の文章は、審査請求で開示を求めていた運動団体2団体(部落解放同盟東京都連合会及び東京人権と生活運動連合会)が作成・提出した「開示等に係る意見書」が同封されていました。もちろん、黒塗りでなく、意見書が読める内容となっています。本会としては、開示を求めて審査請求を起こしているにも関わらず、「開示等に係る意見書」が同封されていることについて理解できませんでした。
令和2年8月13日、都庁訪問。処分庁(東京都総務局人権部企画課)、書類の封入を行なった審査庁(東京都総務局総務部法務課)と話し合いを行いました。結果、審査庁(東京都総務局総務部法務課)での封入で手違いがあり、間違って審査請求で開示を求めていた「開示等に係る意見書」が送られてしまったことがわかりました。
東京都情報公開審査会に諮問していましたが、本会としては開示を求めていた「開示等に係る意見書」が意にそぐわない形で開示されてしまい、処分庁(東京都総務局人権部企画課)の弁明書に対して反論書を作成することが困難となりました。また、このまま、審査請求を継続しても、本会は利益が得られないと判断、取り下げする方向で検討しています。
審査庁(東京都総務局総務部法務課)である法務課長曰く、過去、都政でも前例がない事故とのことでした。
ここまでが主な概要となります。
当初、東京都総務局総務部法務課からの要請により、誤開示された文章の掲載、また当該記事については差し控える方針でした。東京都総務局総務部法務課が仮案として提案してきた、東京都情報公開審査会の審査請求取り下げ願い状の発出を拒否。法務課から提案しておきながら、取り下げ願い状は出すことはできないとのこと。本会にはまだ審査請求する利益があるなどと、到底理解できない謎の論理を展開。
令和2年8月14日、午後。本会役員の事務所兼自宅最寄駅であるルノアール西日暮里第一店にて、非公式交渉。この際、東京都総務局総務部法務課の訟務担当課長、課長代理(不服審査担当)らが出席。本会からは笹原業務統括部長、武田主任が出席。訟務担当課長からは①誤開示した「開示等に係る意見書」の返却、②電子計算機などで写しの控えが保存されている場合はデジタルデータの削除、③当該事故について教育正常化推進ネットワークでプレスリリースや記者会見、記事作成しないことを求めてきました。
本会では、①と②に関しては、承諾しかねると返答。但し、東京都総務局総務部法務課が誤開示した「開示等に係る意見書」の返却要望書については受け取ることは可能であると返答。③については、東京都総務局総務部法務課の対応次第であると返答。本会ではそれとは別に、当該事故に関して状況報告書ならぬ顛末書の作成し、本会に提出するように求めました。訟務担当課長、課長代理(不服審査担当)は経緯がわかるものを纏めて提出することについて承諾。最後に東京都としてはプレスリリースを行うと、お互いに確認しました。当日はそのまま解散。次回の非公式交渉は、令和2年8月19日に都内で行うことになりました。
令和2年8月14日、夜。東京都総務局総務部法務課の訟務担当課長らは、都庁記者クラブにプレスリリース。その際、プレスリリースを行ったという通告は、本会にはありませんでした。本来であれば、プレスリリースした日に、本会にメールや電話で通告するべきでした。訟務担当課長らは「夜だから~」と時間帯を理由にしていましたが、メールや本会ブログに掲載している24時間対応の電話番号に電話するべきではないでしょうか。何のために本会が東京都03の固定番号と携帯電話で設けているのか。こうした事案のためでもあります。もちろん、電話対応者も食事や用便、仮眠などで電話に出られないこともありますが、スピード感を持って電話対応するように心掛けています。
令和2年8月17日11時11分頃、東京都総務局総務部法務課課長代理(不服審査担当)から架電。令和2年8月19日に行われる非公式交渉の打ち合わせでしたが、彼から令和2年8月14日夜に行われた都庁記者クラブへのプレスリリースについて一切言及はありませんでした。本会からプレスリリースについて問い合わせたところ、令和2年8月17日11時49分頃にメールでプレスリリース資料が送られてきました。またこのときも、令和2年8月14日夜に行われた都庁記者クラブへのプレスリリースについての記載は一切ありませんでした。
この間(令和2年8月14日~令和2年8月17日)にも、フリーライターなど記者から審査請求に関する問い合わせが来ていました。本会としては、東京都の紳士協定があったので、詳細については差し控えていました。
令和2年8月17日17時01分頃、東京都HP(報道発表)にて掲載。同時刻、本会の近藤事務局長が東京都総務局総務部法務課に架電。その際、訟務担当課長らが令和2年8月14日夜に都庁記者クラブにプレスリリースしていたことが判明。本会としては、事前通告も、事後通告もなく、紳士協定違反と判断。これについて抗議。
令和2年8月17日17時30分頃、笹原業務統括部長が東京都総務局総務部法務課に架電。途中、東京都の報道発表の関係か、メディアからの問い合わせあり。何度か電話を切って折り返しながら、課長代理(不服審査担当)や訟務担当課長と話し合い。その際、本会としては紳士協定違反と判断し、今回の一部始終について公式発表すること、誤開示された「開示等に係る意見書」を公にすることなどを通告。
令和2年8月17日19時07分頃、処分庁(東京都総務局人権部企画課)に架電。同和調整担当課長と話し合い。本会としては審査庁(東京都総務局総務部法務課)との紳士協定が破られたこと、信頼関係が維持できない出来事があったことを説明。本会としては、今回の一部始終について公式発表すること、誤開示された「開示等に係る意見書」を公にすることを通告。
そして、現在の記事作成に至るわけです。本会は無通告でなく、必ず通告して掲載しています。本記事には幾つかのメディアから問い合わせがあった、「開示等に係る意見書」を掲載しています。東京都の姿勢・対応を正すため、私どもは敢えて開示することにいたしました。これは断腸の思いです。また、東京人権と生活運動連合会の印影については、様々な事情を勘案してこちらで修正しています。印影については、個別で要望をいただいても開示はできません。ご承知ください。
◇笹原業務統括部長・談話
今回、東京都が非開示判断を出していた文書を誤って送付したのは組織として弛緩(しかん)している証拠であり、そもそも非開示にしたこと自体不当である。過去に福岡県八女市で、情報公開請求した男性に、運動体所属する人権同和教育係長が、威圧し、開示請求できなくした事件が起きたが、八女市はことの顛末をきちんと公表した。東京都とはずいぶん違う。都は、これを機に隠蔽を改め、人権同和行政や、部落解放同盟などとの関係を見直すべきである。
◇本会にメッセージを寄せていただいた保守系関係者(福岡県在住)からコメント
福岡県においては、平成19年に、県南の八女市では、情報公開請求をしようとした、当時、男子大学生が、担当課の人権同和教育課の係長から、差別は許さんぞ、出直してこいなどと詰め寄られ、開示請求ができず、大学生は、福岡県政記者クラブにファックスし、NHK福岡放送局や、朝日新聞、西日本新聞、読売新聞などが、取材を展開。八女市側も、定例記者会見にて、現在、立憲民主党の参議院議員、野田国義八女市長(当時)が、ことの顛末を公表。
20年も係長の異動がないことを異常とまで言及した。八女市総合オンブズパースンは、処分を勧告し、係長は、戒告で、建設課へ異動、課長は訓告処分となった。その後、人権同和教育課の後任の係長が、同和団体の予算を使い込んだり、暴言を吐いた係長は、退職後、ガソリンスタンドで、他の客にナイフで脅す事件を起こし逮捕されるなど、八女市では、人権同和教育課をめぐる事件が続いた。
人権同和行政の闇の部分は、うやむやにせず、明らかにされなければ、公正な行政とはいえない。
◇関連リンク
審査請求に関する資料の誤送付について
https://www.metro.tokyo.lg.jp/tosei/hodohappyo/press/2020/08/17/03.html
【東京都総務局・審査請求】審査庁より弁明書届く
http://eduseizyouka.blog.fc2.com/blog-entry-575.html
【東京都総務局・審査請求】行政不服審査法第18条に基づき審査請求実施
http://eduseizyouka.blog.fc2.com/blog-entry-466.html
【東京都総務局・情報公開請求】のり弁開示
http://eduseizyouka.blog.fc2.com/blog-entry-460.html
【東京都総務局・情報公開請求】意見書も開示決定等期間延長
http://eduseizyouka.blog.fc2.com/blog-entry-447.html
【東京都総務局・情報公開請求】 部落解放同盟東京都連合会からの意見書を情報公開請求
http://eduseizyouka.blog.fc2.com/blog-entry-460.html
【東京都総務局・情報公開請求】開示決定期間延長は所定扱い
http://eduseizyouka.blog.fc2.com/blog-entry-299.html





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